取り組み事例
卸売・小売業
株式会社 オキジム(2023年実施)
実施企業概要
| 事業内容 | 卸売業 |
|---|---|
| 設立 | 1980年9月1日 |
| 従業員数 | 144名(※2023年取組時点) |
| 所在地 | 浦添市字港川458 |
| 事業内容 | デジタル複合機などのオフィス機器やオフィス家具、コンピューターソフトウェアなどを販売し、販売後のメンテナンスやサポートも提供。第2のインフラ事業者として、高品質の商品を供給して企業の発展に貢献し、最新情報とメンテナンスで企業のニーズに応えている。より豊かな人間のためのオフィス環境の創造に寄与することを経営理念に掲げる。 |
支援プログラム実施の背景と目的
産後パパ育休への理解を深め男性職員も相談しやすい環境を整えたい。
元々女性の働きやすい職場として各種制度について一定の理解対応はできているとの思いはあったが、度重なる法改正による制度に対し、日々業務に追われているなかでは熟知までには至っていないとの認識から、担当者として制度を理解する機会をつくれないかと考えていた。
ライフステ-ジに合わせた働き方を支えるためにも、ハラスメントについて理解したい。
ライフステージに合わせた働き方を推進するためにも、誰もが相談しやすく働きやすい職場環境をつくりたいとの思いから、世代、性別、職位に関係なく全職員で正しくハラスメントを理解する研修を開きたいと考えるなか、”女性が働き続けられる職場づくりプログラム”の案内を受け、オーダーメイド型でセミナーを開けることがわかり取り組むことを決めた。
取り組み内容(目標・課題)
改善目標
男性の育児休業について理解を深め、男性も相談しやすい環境を整える。
各種休業制度や多様な働き方について経営者、管理職、職員が共に理解を深め、ハラスメントを防止する。
目標を達成するための課題
労務管理担当者として産後パパ育休制度の理解。
育児・介護休制度やハラスメントについて全職員で理解する。
取り組み内容
☑ 労務担当と役員の制度の知識を高めるための講習会の開催
全職員向け講習会を行う前に、担当者の勉強会を行ったことで、事前に問題点や理解不足を確認できて大変良かった。
☑全職員への講習会開催
アンケート結果から職員が制度に関心を持ったことが分かった。その後、男性職員から育休の申請や相談が増えて社内の環境づくりもでき、大変良い結果となった。
取り組みの成果
✓ アットホームな社風だからこそ 皆の働きやすさを理解する
担当者と役員での勉強会を実施し本社以外もオンラインでつなぎ、全職員が参加できる環境で、専門家を招いてセミナーを開催。
質問をしながら学ぶことができ、2回に分割して取得できることや育休中の就業可能日数など、制度を利用するうえで必要な知識を細かく学ぶことができて良かった。セミナー実施後のアンケートからも職員が制度に関心を持ったことがうかがえた。また、ハラスメントに関しては、時代とともに変化してきていることを再認識できた。
元々、職員同士の仲が良くアットホームな社風だからこそ、受け取る側がどのように感じるかが重要で、言葉遣いなどにも気を付けなければいけないと、管理職をはじめ全職員が改めて確認でき、普段の会話の中でもハラスメントについて気軽に話題にできるようになった。
✓ 男性の育児休業(産後パパ育休含む)取得者0名→5名。
講習会を実施したことで、産後パパ育休等男性の育児休業の制度が広く認知され、管理職をはじめ、男性が気軽に取得できる雰囲気づくりができた。
セミナー後に男性職員から早速相談があり、5名が取得。「総務部から丁寧な説明があり、申請しやすかった」という声や、男性の多い部署の管理職からは「若い世代から制度について教えてもらったりして会話が広がっている」などの声もあり、女性の産休・育休だけでなく、男性が産後パパ育休を当たり前に取得できることは、若い人材を確保する一つの強みになることが期待できると感じている。
✓ 多様な働き方に対する知識・関心度が高まったことで、新たな課題を見いだすことができた。
べテラン職員のなかには介護世代も増えてきているが、セミナーで介護休業についても説明を行ったことにより、認知度が高まった。
これまで介護休業を利用した職員はおらず、介護に関しては、通院など月に数回の休みが必要な場合が多いため、有給休暇を増やす方法はないかという相談があった。長く働いている職員だからこそ静かに悩んでいる。解決策はまだ模索中だが、これまでは見えにくかった職員が抱えている課題が浮き彫りになったことが良かった。
担当者の声
当社の女性職員の産休・育休の取得率は100 %です。女性は身体の変化がありますが、男性の場合はいつ出産時育児休業取得の相談があるかわからない部分があります。だからこそ知識をしつかり持って、いつでも相談に応じることができる体制を整えておく必要があると思いました。
全職員が参加しやすいように、全体朝礼からの流れでセミナーを開けたことも良かった。男性も当たり前に産後パパ育休を取得できると認識され、相談しやすい雰囲気づくりができて良かったです。
実際に取得した男性職員は、「育休中は、子育てのやり方を覚える良い訓練期間になった。仕事に復帰した後も、妻のサポートがしやすかった」との感想もあり、職員自身パパとしての成長を喜んでいました。男性が育児に積極的に関わる必要性は普段から感じていましたが、お母さんが肉体的にも精神的にも大変な時期にお父さんのサポートがあると、女性も助かりますし、夫婦円満につながると思います。